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. CEDAW第29会期に関するJNNCの活動について、内閣府男女共同参画局からいただいたご協力と、7月8日政府・NGO懇談会の主催への謝辞を述べた。
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JNNC主催の「女性差別撤廃条約日本レポート審議報告会」(2003年7月22日@中央大学市ヶ谷キャンパス2211教室)での配布資料をお渡しし、CEDAW第29会期におけるJNNCの活動報告をした。
・ 資料の未定稿「日本レポート審議録」の内容についてご指摘をいただきたい。JNNCとしては、これから日本レポート審議の全記録を作成していく。
・ 「日本における女性の地位向上の進み方の遅さに関しては委員と同じように自分もフラストレーションを感じている」という坂東局長の率直なご発言に共感した。
・ CEDAWと政府との間の建設的対話は、これまでの審議では十分に実現されてこなかったが、今回はそれに一歩近づいたと感じている。
・ 94年の日本レポート審議以降約9年間、CEDAWからの最終コメントに対する国内施策等のモニターがなされてこなかった。今後は、条約を軸に国内法の見直し等も含めて、モニターをしていきたい。
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【坂東局長】 |
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・ (第29会期における日本レポート審議では)自分の蓄積が活きた気がする。その分、官僚的なきちんとした答弁はできなかったかもしれない。
・ 「選択議定書は、司法権の独立を侵害するものではなく、むしろ司法権を支え、担保するもの」等の選択議定書の批准に関するCEDAW委員からの意見も建設的アドバイスと捉えた。NGOと政府がこのような建設的緊張関係をもてていることも良いと思う。
・ 国内法の見直しは必要だと考えている。例えば、個人的な見解であるが、(審議のなかで指摘された)強姦罪と強盗罪の量刑の差は、貧しい時代の法がそのまま維持されているからだと思う。
・ CEDAWからの最終コメントは、8月末から9月上旬にだされると聞いている。政府はコメント受理後に仮訳作成をして一般公表する予定だが、その作業にとりかかる前にコメントを受け取り次第JNNCにお渡しする。
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JNNCは、今年中に報告書を出版する予定。政府の関連する内容としては、CEDAWからの質問票の全32項目に対する政府回答と全審議録を「国際女性の地位協会」刊行物の『国際女性』へ、省庁・女議懇・JNNCの三者面談でJNNCから提出した質問に対する政府回答と審議におけるCEDAW委員からの質問と政府回答の要約版をJNNC報告書へ掲載する予定。審議冒頭の政府報告の日本語版も掲載したいのだが、いつ頃仮訳をいただけるか?
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【坂東局長】 |
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審議直前に政府報告のスピーチ原稿に訂正があったため、現在仮訳も内容を調整中だが、近日中には完成する予定。
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(堀口コメント:一般の女性たちからも政府報告を知りたいとの要請がある。仮訳を男女共同参画局のホームページにも是非掲載していただきたい。)
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JNNCが主催したCEDAW委員とのランチタイムブリーフィングにおいて、シャムシア・アフマッド委員(インドネシア)から、CEDAWとNGO間の対話だけでなく、まず日本国内で政府とNGO間での対話をすべき、との意見をいただいた。その意味でも、最終コメントがでた後、是非また三者面談を行っていきたい。
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【坂東局長】 |
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男女共同参画局だけではなく、政府の各部署とも対話をもっていくことが重要だと思う。
(斉藤コメント:福島瑞穂議員が、選択議定書の批准についてとCEDAWでの日本レポート審議に法務省からの出席がなかったことについて国会で法務省に対し質問をした。)
【坂東局長】 |
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法務省は、審議前に人権擁護法案についてブリーフィングをしてくれる等、協力的であった。 |
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(原コメント:審議では、日本におけるマイノリティ女性に関しての質問が非常に多かった。まずは実態把握をし、政策へつなげていく必要があると思う。政府にマイノリティ女性との直接対話を是非していただきたい。)
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【坂東局長】 |
今後、何らかの形で機会を設けていきたい。 |
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