国際女性の地位協会は、

女性差別撤廃条約の研究・普及を通じて、女性の地位向上を図る団体です。
1987年設立、1998年に国連経済社会理事会の協議資格を取得し、四半世紀を超えて活動しています。
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 こんな活動をしています。

・毎年6月の総会後に、国連の女性に関する3つの委員会に出席した日本政府代表などの方々の報告を聞き、世界の動きを知るシンポジウムを開催しています。

・秋には赤松良子賞贈呈式後に、タイムリーなテーマのシンポジウムを開催しています。

・その他、日本各地に出かけての出前講座や研究会、合宿などさまざまな活動を行っています。

※写真:国際女性の地位協会シンポジウム(2012.6)

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 国際女性の地位協会の役割


・ 国際女性の地位協会(JAIWR)は、ナイロビ世界女性会議(1985年)の参加者が中核になって、1987年9月20日に誕生しました。1998年に、国連経済社会理事会の協議資格を得た「国連NGO」です。
いま、四半世紀の歴史の上に、活発に活動を続けています。

・初代会長:伊東すみ子、2代会長:赤松良子、現在の会長は、3代目の山下泰子です。

・JAIWRは、女性差別撤廃条約の研究・普及を目的としており、国連と日本女性の懸け橋になりたいと思っています。そこで、国連女性差別撤廃委員会(CEDAW)に、特別の関心をもっています。とりわけ、CEDAWで、日本における条約の実施状況が審議される折には、欠かさず傍聴し、NGOの意見をCEDAWに届けてきました。

・2003年と2009年の日本レポート審議には、日本女性差別撤廃条約NGOネットワーク(JNNC)の仲間たちと共同行動をとり、ニューヨークへ傍聴に行き、審議後、CEDAWの総括所見が、国内でしっかり履行されるようウォッチしています。
何といっても人権条約の実効性は、NGOのモニターなしには、確保できませんから。


 女性差別撤廃条約

・女性(女子)に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約(Convention on the Elimination of All Forms of Discrimination against Women)は、女性差別の撤廃を目的とする国連の定めた人権条約です。
・略称は、女性(女子)差別撤廃条約です。
・1979年12月18日に、第34回国連総会で採択されました。日本は、1985年6月25日批准、第72番目の締約国です。
・前文と30か条からなり、政治的・経済的・社会的・文化的・市民的その他のあらゆる分野における性差別を撤廃するため、締約国は、必要な措置をとることを義務づけられています。
・この条約の特徴は、法令上だけでなく、事実上、慣行上の差別も、条約の定める差別に含まれると規定している点です。私人間や私的分野も含めた差別撤廃義務を締約国に課しています。
・国際条約ですが、直接、私たちの権利を保障しているのです。

1979年 第34回国際連合総会で採択
1980年 第2回世界女性会議で署名式
日本国署名(7月17日)
1985年 日本国批准書寄託(6月25日)
日本国に対し効力発生(7月25日)
1999年 第54回国連総会で「選択議定書」を採択

 

<2013年10月11日現在>

女性差別撤廃条約締約国<187カ国>


同条約選択議定書締約国<104カ国>

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■ 会員募集中! ご一緒に活動しませんか  

・入会費は無料、年会費は一般8000円、学生5000円です。年報『国際女性』と年に2回『JAIWR NEWS』などをお届けします。
また、会員限定の研究会、合宿やイベントやメーリングリストに優先的に参加することができます。

 お問い合わせまたは入会をご希望の方は、
電話・FAX・メールでご連絡ください。

【事務局】TEL・FAX 03-5905-0365
e-mail info@jaiwr.net

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 これまでの主な活動

’87年 設立
初代会長伊東すみ子

’88年 シンポジウム (10回シリーズ)
「女性差別撤廃条約と日本女性の現状」

’89年 第2代会長赤松良子
シンポジウム
「世界から日本へのメッセージ〜女子差別撤廃条約採択10周年を迎えて」
国際シンポジウム
「日米トーク 条約とNGOの役割」 I WRAW会長 アルボンヌ・フレーザー(アメリカ)
第1回合宿シンポジウム開催

’90年 国際シンポジウム
「国連委員は語る」 CEDAW議長イヴァンカ・コルティ(イタリア)
第1回国連3委員会報告会開催(以後毎年開催)

’91年 『女性差別撤廃条約注解』出版に向けてのセミナー (7回シリーズ)

’93年 国際シンポジウム
「CEDAWにおける各国レポートの審議状況について」CEDAW議長イヴァンカ・コルティ
国際シンポジウム
「世界の女性事情と各国レポート」CEDAW委員・駐日エジプト大使メルバット・タラウィ(エジプト)

’95年 第4回世界女性会議NGOフォーラム(北京)ワークショップに参加
女性差別撤廃条約批准10周年記念国際シンポジウム
「知っていますか?女性の権利」CEDAW委員シルビア・カートライト(ニュージーランド)

’96年 埼玉県主催世界みらい会議ワークショップ参加
以後、福島県、山梨県、茨城県、千葉県、埼玉県,岩手県など各地で講演、トーク・パフォーマンス、紙芝居、ジェンダーチェック、などの内容の出前講座を実施

’97年 協会設立10周年記念事業
『10年の歩み』発行
平成9年度文部省委嘱女性の社会参加支援特別推進事業として「実験フォーラム」を福島県及び山梨県で実施
国連文書『国際連合と女性の地位向上』翻訳・出版
赤松良子賞の創設・第1回赤松良子賞受賞者中村道子
10周年記念シンポジウム
「学ぼう!活かそう!女性差別撤廃条約」CEDAW委員イヴァンカ・コルティ、米テキサス州下院議員ドーナ・デュークス他
岩波ジュニア新書『女性の権利 ハンドブック女性差別撤廃条約』出版のための学習会実施 (9回シリーズ)

’98年 国連経済社会理事会の協議資格をもつNGOとなる
世界人権宣言50周年シンポジウム
「世界人権宣言50周年と女性差別撤廃条約」

’99年 日本政府第4次レポート検討学習会実施(12回シリーズ)
国際シンポジウム
「女性差別撤廃条約採択20周年記念―20年の前進“2000年会議 ”につなげよう!」CEDAW委員・第3回赤松良子賞受賞者イヴァンカ・コルティ

’00年 国連特別総会「女性2000年会議」時にNYにてワークショップ開催。帰国後、報告会開催。
国際シンポジウム
絵と音楽物語・未来をひらく「女性差別撤廃条約」・第4回赤良子賞受賞者三隅佳子

’01年 国際シンポジウム
「21世紀アジア女性の課題」女性差別撤廃委員会初代議長・第5回赤松良子賞受賞者ロフサンダンザン・イデル(モンゴル)


《 こんなロビー活動をしました 》
政府や国連に提出した意見書・要望書

意見書「婚姻及び親子関係に関する法例の改正要綱試案」について( ’88年、法務省民事局参事官室)
意見書「日本政府第2次レポートについての見解」( ’92年、総理府婦人問題担当室・外務省国際連合局社会協力課・CEDAW委員・IWRAW)
要望書「第4回世界女性会議が、行動綱領に、女子差別撤廃条約の個人通報制度を導入する条項を盛り込むことについて」( ’95年、CEDAW議長・小和田恒国連大使・第4回世界女性会議日本政府代表団)
意見書「女性差別撤廃条約への個人通報制度を導入する選択議定書策定のためのアピール」( ’95年、Butros Butros- Ghali 国連事務総長)
要望書「女性差別撤廃条約への個人通報制度に関する選択議定書の導入について」( ’96年、池田行彦外務大臣、長尾立子法務大臣)
意見書「女性差別撤廃条約への個人通報制度を導入する選択議定書策定を促進するためのアピール」( ’96年、 Angela E. V. King国連女性の地位向上部長)

*( )は、提出年・提出先


 事務局

〒113-8668
東京都文京区向丘1-19-1 文京学院大学 堀内光子研究室
事務局 FAX 03-5905-0365
http://jaiwr.net
e-mail: info@jaiwr.net

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