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衆参女性議員懇談会でのブリーフィング報告 〜日本女性差別撤廃条約NGOネットワーク〜 |
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日時:3月20日(11時30分〜12時30分)
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場所:衆議院議員第一議員会館 第三会議室
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| 第1回目の女性議員懇談会における第29回女性差別撤廃委員会にむけた日本女性差別撤廃条約NGOネットワーク(JNNC)との会合は、イラク攻撃がいつ始まるかわからない状況の中で行われました。実際、懇談中に空爆が開始され、議員の出席状況は必ずしもいいとはいえませんでしたが、次回、省庁交渉を女議懇を通じ、議員・政府・NGOの三者で行うことが決定するなど、短い時間内ではありましたが、成果がありました |
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<参加者>
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本人出席(5人)
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代理出席(7人)
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| 大島令子(衆・社民) | 井上美代(参・共産) |
| 山谷えり子(衆・保新) | 東門美津子(衆・社民) |
| 林紀(とし)子(参・共) | 武山ゆり子(衆・自由) |
| 川田悦子(衆・無) | 山本かなえ(参・公明) |
| 山内惠子(衆・社民) | 田嶋陽子(参・無) |
| 大脇雅子(参・社民) | |
| 福島瑞穂(参・社民) |
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報告者: 国際女性の地位協会/矢澤澄子、堀口悦子、渡辺美穂 |
| 傍聴者: 永井よし子、柚木康子、大城美智代、高岡日出子、武藤マリ子 |
| 1 | 矢澤澄子:赤松良子さん(出張で出席できず)のメッセージ紹介 |
| (メッセージ要旨) |
| ・条約は「世界女性の権利章典」で基本法のバックボーン | |
| ・女議懇で7月の本政府レポート審議について取り上げられうれしい | |
| ・近年国連の審議過程でNGOの意見を聞く事が重要となっている | |
| ・女性議員が日本政府としてももっとNGOの意見を聞くよう働きかけるうえで、橋渡しを してほしい |
| 2 | 堀口悦子:女性差別撤廃条約ミニ講義 |
| ・国連女性差別撤廃条約とは ・女性差別撤廃委員会とは ・報告制度、委員会の報告制度とは ・日本政府第4次、5次報告書の問題 ・選択議定書(個人通報制度、調査制度) ・女性NGOとロビー活動 |
| 3 | 渡辺美穂:2月の作業部会の報告とJNNCの取組み | ||||||
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矢澤澄子:今後の予定と政府省庁交渉について、議員との連携・協力の要請 |
| <懇談> | 進行:大島令子(衆・社民) |
| 山内議員 | 政府と懇談するためこのような場はすでに持ったのか? 特にカイロ会議の1年くらい前にはNGOとの意見交換のため、カイロ文書のドラフトについて、数度政府とNGOとの間で実質的意見交換の場がもたれた。今回はそのような場はもたれないのか? |
| (これから女議懇も通じてそのような3者が話し合える場を持ちたい旨を伝える) | |
| 大島議員 | 名古屋刑務所にいる唯一の確定女性死刑囚のことも、盛り込んでほしい (死刑廃止に取り組んでいる大島玲子さんからの要望) |
| 東門議員代理 | 目下進んでいる選択議定書と20条1項についての見通しについて、また別途報告します。 |
| 大脇議員代理 | 「個人の資格で」指名されるべきCEDAW委員に政府の役人が就いていることは、委員会の独立性の維持に反するのではないか。 |
| 林議員 |
文科省の政策にもっと女性の人権を盛り込む必要がある。 |
| <会終了後> |
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* 死刑制度などで法務省と話をよくされる大島議員からは、JNNCからの法務省を是非代表団にいれてほしいという要請に協力したいという心強い言葉がありました。 |
| * 川田議員も保健関係、HIV/AIDSについて女性の置かれている状況がまったくクロースアップされていないことを含めて、これから日本の女性のAIDS問題に関しては取り組む必要があることを、海外視察にタイに行った際は、保健省の役人に女性が多かったことからも痛感しており、今まで詳しくなかった条約にも大変関心を持たれました。 |
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※4月14日前に女議懇を通じて省庁交渉を入れるのは、統一地方選があるので、日程的に難しい。女議懇を交えての実施は5月になる模様。 |
| JNNCメンバーの大勢の方の参加で、議員の方も熱気を感じたようです。もう少し勉強しなければ・・という声も聞こえてきました。ご意見質問などのほか、今後の政府省庁交渉への協力についても、皆さんとても積極的に取り組む姿勢を見せていただけました。 |
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